未来会議

鬼頭秀一氏をお招きし、講演会を開催致します。

2014/05/15

未来会議inいわき2014.6.21フライヤー

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鬼頭秀一氏講演会(元東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)

「科学的に不確実な状況の中でどのように意思決定すべきだろうか?
–リスクの多元性を理解し、多様な生き方を認める福島の復興を考える」

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震 災から3年を過ぎた現在、私たちの社会は更に複雑さを増し、様々な違いによる分断も生じ続けているように感じます。
特に、原発事故の影響については、「安 全」と「危険」との二元論で語られることが多く、どちらの立場に立つか?という形で、住民同士が互いを非難しあう悲しい場面も、目の当たりにしてきまし た。
鬼頭教授は、環境倫理学の専門家として、水俣病事件にも詳しく、原発事故後は福島県内でも活動をされてきました。
鬼頭教授は原発事故後の日本について、 「受働喫煙、野菜不足、CTスキャナー、避難のリスクなどの他のリスクとの一元的な比較により『放射線被ばくによるリスクの方がより低い』という専門家の 信念を伝え、『安心してもらう』ことがリスクコミュニケーションとされてきた。
『誤解』という言説により、多元的な判断が切捨てられてきた。
しかしなが ら、リスクとは、多元的なものであり、ひとは、そもそも、一元的なリスクを判断して生きているのではない。
多様な社会的な要素を鑑みて、そのときそのとき の状況で判断して生きている」、「『本当のことが知りたい』というのは、『正しい(と専門家が思っている)科学的知識を得て安心したい』という意味ではな い。
『自分で判断できる知識を得て、自分で納得したい』ということ」などと考え、現在行われているリスクコミュニケーションを「古いタイプ」であるとし、 社会的信頼の回復を目指すリスクコミュニケーションの新たなあり方を提唱しています。
「不確実な状況の中でどのように意思決定するべきか」 教授は、どのリスクを受け入れるのかという判断は住民が行うべきであると断言しています。
そして、リスクが多元的であり、最終的には、どのリスクを受け入 れるのかは、個人のレベルでは、どのように生きるかということに関わってくるし、集団のレベルでは、どのような社会を作っていくかの問題であるといいま す。
今回の講演会は、わたしたちが原発事故後、感じ続けてきた違和感や葛藤を整理する、貴重な機会になると思います。
みなさまのご出席をお待ちしています。

[日程]2014/6/21(土)
[時間]14:30start (16:30終了予定)
[会場]菩提院 いわき市平字古鍛冶町59番地
[参加費]500円(お茶菓子・資料代)高校生以下は無料。

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