震災と原発事故は、被災による様々な問題とともに、被災状況や仕事、環境、価値観の相違などによる分断や軋轢も引き起こしました。事故は未だ収束はしておらず、福島には長期的に続く、誰も経験したことがない物事が横たわっています。
このような複雑な状況が続く2012年秋、東日本大震災復興支援財団による子ども被災地支援法の聴き取り対話ワークショップに参加した数名の有志により、「未来会議」開催に向けての動きは始まりました。「継続的な対話の場が多くを抱えるこの地域には必要なのではないか? 異なる価値観や違いはむしろ財産ではないか? 対立ではなく一緒になって考えることが大切なのではないか?失敗してもいい!という雰囲気の中で互いを伸ばし合うことが、未来への種を育むことに繋がるのではないだろうか?多様な声に耳を傾け、自分に出来ることを考える時間をもちたい」と、私たちは話し合いました。
そして2013年1月、くつろぎながら誰もが参加できるワークショップ形式の対話の場「未来会議」はスタートし、開催を重ねてまいりました。いわき市民に限らず、双葉郡や各地からいわきに来られている方、市外や県外の方、支援者としていらっしゃっている方、高校生など、地域も年代も越えて様々な職業や立場の方々が集まる場となっています。また、ここから新しいプロジェクトなども生まれてきています。
人と人が出会い、感じていることを共有し、違いや問題からも気づきや学びを得る。一人ひとりが一歩を踏み出すきっかけや、疲れたら戻れる苗床のような場を目指し、継続開催をしていきます。ともに物事をみつめ、これからを考える時間を持ちませんか。みなさまのご参加、お待ちしております。お気軽にいらしてください。
未来会議事務局&チームL.A.P
未来会議はこんな対話の場です!
色々なワークショップ手法をご紹介♪みんなも使ってみてね!- 1この場は、真っ白なキャンバス。主体は参加する一人ひとり。
ニュートラルな場として30年の継続開催を予定しています。 - 2現状や課題を、共有・可視化し、未来のために出来ることを創造的に話す 場です。
- 3地域の枠を越え、福島の現実を多様な人々と共に捉え、様々な角度から 考えます。
- 4ワークショップ対話手法を取り入れ、誰もが安心して参加出来る場を 目指しています。
- 5未来をつくるためのプラットホームとして、人と人、人と団体、
団体と団体が出会い、ネットワークを形成するきっかけを提供します。 - 6浮かびあがってくるものをアーカイブとして残します。
未来会議 公式キャラクター紹介
ミライちゃん
震災後に福島県に降り立った、
未来会議マスコットキャラクターの"ミライちゃん"!
虹を描き、新しい芽を育てながら、みんなと一緒に歩きます。
未来会議の組織について
- ■主催:未来会議事務局
- ■住所:〒970-8026 福島県いわき市平字六間門2−34
- ■TEL:0246-38-9120(弁護士法人いわき法律事務所)
- ■FAX:0246-38-9122(弁護士法人いわき法律事務所)
- ■企画・運営:未来会議事務局:
未来会議事務局:ボランティアによる有志にて構成され、未来会議などの場づくり、分科会支援などの活動をしております。 - ■ウェブサイト企画・運営:L.A.P
L.A.P : 未来会議 から発足した、ウェブや冊子でのアーカイブの制作チーム。ボランティアにて活動しております。 - ■協賛・後援:
菩提院
夜明け市場
公益財団法人 東日本大震災復興支援財団
いわき市
いわき明星大学